英語を学習する必要ない?英語の必要性を徹底解説【年収との関係性も紹介】

英語学習

AI技術が発展するなか、英語翻訳機の機能が向上しています。英語が喋れなくても日本語に翻訳できるため、学習の必要ないと考える方もいるはずです。

先に結論から伝えると、どんなに英語翻訳機の機能が向上しても英語学習は必要です。今回は、英語学習の必要性をわかりやすく解説します。

英語学習が必要ないと言われる理由

英語を熱心に勉強する方がいる一方、「英語学習は必要ない!」と考える方もいます。でも、なぜ英語学習が必要ないと言われるのでしょうか。英語学習が不要だと言われる理由は、次の2点です。

①AI翻訳機が発達するから

②今英語を使う場面がない

それぞれの理由を確認しましょう。

①AI翻訳機が発達するから

近年はAI技術が発展しているので、英語を使用するときは日本語に訳せる英語翻訳機を使用すれば良いと感じる人がいるようです。文章を読むときだけでなく会話で使えるポケトークも登場しているため、日本人以外とコミュニケーションも取れます。そのため、もはや時間をかけてまで英語学習をする必要はないという結論に至る人がいるのです。

>>参考:ポケトークは使えない?実際にポケトークを使った感想をまとめてみた

②今英語を使う場面がない

現時点で普段の生活やビジネスで英語を使用する機会がない人は、わざわざ英語を勉強する必要はないと考えるようです。ある調査によると、日本で日常や仕事で英語を全く使わないと答える人は9割を超えることがわかりました。日本語だけで生活できるため、英語学習の必要性を感じていないのです。

英語の必要性を分析!本当に必要ない?

ある調査によると、日本で日常や仕事で英語を全く使わないと答える人は9割を超えることがわかりましたが、日本の状況は刻一刻と変化しています。

ここでは、日本の英語力指数や、社会人が気になる英語と収入の関係性などを分析しました。英語学習するかどうかの参考にしてくださいね。

日本の英語能力指数は112ヵ国中78位

さや
さや

日本人は英語が喋れない人が多いんだね・・・

世界的に見て日本の英語力がどれくらいなのか知らない方もいるかもしれませんね。EF英語能力指数ランキングによると、日本の英語能力指数は112ヵ国中78位であることが分かりました。

日本の英語力はかなり低く、アジアでの順位では24カ国中13位です。世界的に見て日本の英語能力指数が低いのは、日本に住む外国人は約2%なので英語ができなくても生活に不便はありません。

>>参照:令和2年6月末現在における在留外国人数について

英語ができる人は高収入の割合が高い

さや
さや

英語が喋れると年収が上がるの!?

英語と年収の関係性に関して調査した民間給与実態統計調査 によると、英語ができる人のおよそ6割が年収1,000万円を超えていることが分かりました。また英語初心者より上級者のほうが年収が高く、年収は3倍近くの格差が生まれることもあるようです。高収入を目指したいなら、高い英語力を身につけるのもひとつの方法かもしれませんね。

社内公用語を英語にする企業の割合

さや
さや

社会人も英語を勉強するのが大事なんだね!

TOEICが実施した英語活用実態調査によると、現在、社内公用語を英語にする企業の割合は5%程度であまり高いとは言えない状況です。しかし、3年後には11%程度まで伸びると予測されています。海外進出が進む企業が増えるなか、社内公用語を英語にする企業が増えていくのです。

ビジネスで必要な英語力はどれくらい?

ビジネスは日常生活や受験とは異なり、円滑に業務を進められる高い英語力が求められます。英語力の目安は、TOEICで700~800点を求める企業が多いようですね。決して目指せないスコアではありませんが、企業が求める英語力は難易度が高めです。ただし業界や職種によって求められる英語力は異なるので、気になる会社があるなら確かめましょう。

>>参考:【TOEIC・TOEFL・英検のスコアを予測】自宅で英語試験が受けられるCASECの受験方法を紹介します

英語学習の必要性が高まる理由

TOEICが実施した英語活用実態調査では、3年後に社内公用語を英語にする企業がおよそ2倍も増えると予測しています。なぜ、ここまで英語学習の必要性が高まっているのでしょうか。

英語学習の必要性が高まる理由には、次のような点が挙げられます。

①海外進出する企業が増加している

②AI翻訳がいつも正しいとは限らない

③英語で入手できる情報量は桁違い

④多種多様な価値観に触れられる

⑤副業の選択肢を増やせる

それぞれの理由を確認していきましょう。

①海外進出する企業が増加している

近年は海外にビジネスを展開する企業が増えており、今後も増加することが予測されています。海外進出する上で欠かせなくなるのが、海外の人との英語によるコミュニケーションです。英語を使用できないと、海外企業との取引や交渉に社員として参加することはできません。そのため、採用時に英語力を求める企業も増えているのです。

②AI翻訳がいつも正しいとは限らない

AI技術の進化により、英語翻訳機を使えば良いと考える方も多いかもしれません。簡単な英語表現であれば、問題なく英語を訳せるでしょう。ただ、複雑な構文や長い文章になると翻訳が間違ったり翻訳に時間がかかったりなどのリスクがあります。AI翻訳がいつも正しいとは限らないため、自分で伝えたり読んだりなど英語力の習得が求められるのです。

>>参考:ポケトークは使えない?実際にポケトークを使った感想をまとめてみた

③英語で入手できる情報量は桁違い

インターネット上でもっとも使用されている言語は英語です。英語は日本語の約8倍もの情報が掲載されているため、高い英語力があれば桁違いの情報を入手できます。特に海外進出を検討しているなら、現地の情報も入手することが必要です。情報化社会といわれる現代において、質の高い情報を入手するには高い英語力の習得が欠かせません。

④多種多様な価値観に触れられる

英語を話すことができれば、多種多様な人とコミュニケーションを取れます。国によって文化は変わるため、英語で会話することができれば多様な価値観や考え方に触れられるのです。社会人であれば、会話を通して仕事に活かせるような有益な情報を入手できるかもしれません。人脈を広げる良い機会にもなるので、英語を習得するのはとても大切です。

⑤副業の選択肢を増やせる

近年は副業を許可する企業も増えているので、ネットを通して仕事を探す人も多いかもしれませんね。英語ができる人であれば、日本にいながら海外の求人サイトにもアクセスできるので副業の選択肢の幅を広げられるのです。日本人で英語を話せる人は少ないので、英語から日本語に翻訳したり日本企業の会議における通訳などさまざまな仕事があります。

社会人にとって高い英語力は武器になる!

日本で英語を使用する機会は、そう多くはありません。たとえ、英語を話せなくても日常生活や仕事で困ることはないでしょう。しかし、海外進出する企業や社内公用語を英語にする企業が増えると予測されているので、高い英語力が今後求められる可能性があります。

もちろんAI翻訳機で対応できることもありますが、海外の人と直接話したり読んだりする場合はやはり英語を習得したほうがスムーズです。社会人にとって高い英語力は強い武器になるので、自分のペースで英語学習を続けることをおすすめします!

>>参考:おすすめオンライン英会話10選を徹底比較!【レベル別に紹介】