留学中のグループワークが辛いと感じることはありませんか?
ちなみに私には、
- 2012年から1年間のロンドン留学
- 2019年1月から2ヶ月間のニューヨーク留学
の留学経験があります。
もちろんグループワークもありました。
私もグループワークで辛いと感じたことが何度もあったので、その経験も踏まえてお話していきたいと思います。
もし悩んでいる方がいたら、参考にしてみてくださいね!
海外と日本の教育の違い
そもそも海外と日本では、教育方法が全く異なります。日本の教育は、席に座って先生の話をひたすら聞くスタイル。
一方海外では、小さい頃からディスカッションの時間があります。なので、自分の意見を言うことが当たり前なんですね。
- なぜこの食べ物が好きなのか
- なぜこの映画が好きなのか
- なぜこの人が好きなのか
小学校くらいであれば、先生から授業でこんな問いを投げかけられることも多いので、自分と向き合う時間が多いのです。
日本だと、
- どんな食べ物が好きなのか
- どんな映画が好きなのか
- どんな人が好きなのか
このような問いで終わってしまって、理由まで掘り下げることはありませんよね。
海外と日本の教育がこれだけ違うので、日本で育ってきた日本人が、いきなり海外のスタイルに馴染めないのも無理もありません。
留学でのグループワークが辛い理由
自分から意見が言えない
グループワークで一番辛いのは、自分から意見が言えないことではないでしょうか。
正確にいうと言いたいことはあるけれど、みんなの前で発表できない…と言う方が正しいかもしれませんね。
これは性格にもよるので、日本人でも積極的に意見が言える人もいるでしょう。
ただ、ほとんどの場合、その場の空気に圧倒されて言えなくなる人が多いはずです。
また、日本人は協調性を重視する傾向にあるので、反対意見を言ってまで場を乱したくないと考える人も多いでしょう。
英語に自信がない
自分から意見が言えないのは、英語に自信がないのも大きいかもしれませんね。実際に、私もそうでした。
ロンドンへ留学した当時は英語で意見を言うことに慣れていなかったので、意見を求められてもモジモジすることも多かったです。
初めのうちはクラスメイトも気遣って意見を聞いてくれるのですが、それでも意見を言わないでいるとそのうち何も聞かれなくなるんですよね。
ある時、クラスメイトから
何で意見を言わないの?黙ってても、気持ちは伝わらないよ。
と言われることもありました。本当にその通りで、そこから少しづつ意識を変えるようになりました。私にとって大きなきっかけですね。
疎外感を感じる
グループワークで意見を言わないと、徐々に仲間外れになっていきます。というか、グループで蚊帳の外になるんですよね。
やっぱり意見を言わない人というレッテルを貼られるので、一緒に課題を考えても発展した内容にならないと思われちゃうんですね。
最初のうちは意見を言うことから逃れられたと少し安堵していましたが、徐々に虚しくなってくるのも事実で…本当に悪循環でした。
多くの人は、この悪循環のループに入ることが多いはずです。一度ループに入ると、抜け出すのに時間と努力が必要になります。できれば、早めのうちに対策を取りたいですよね。
留学のグループワークを克服する方法
否定されても気にしない
「否定されても気にしない!」これに尽きるかなと思います。
日本人は自分の意見に対して反対意見を言われると責められたと感じる人も多いです。
ただ育ってきている環境が違う以上、考え方や価値観は人それぞれなのです。
それを踏まえた上で、「そういう意見もあるのね」くらいに受け取るのが良いかなと思います。
海外は異なる国籍の人がたくさん住んでいるので、意見が異なることが当たり前です。
なので、反対意見を言われても気にしない人が多いんですね。羨ましい限りです。
そんな海外の思考を取り入れて、深く考えずさらっと流してしまいましょう!
積極的にコミュニケーションを取る
日頃からクラスメイトと積極的にコミュニケーションを取ることはとても大切です。
距離感を埋めることで意見も言いやすくなりますし、何よりグループワークに誘ってもらいやすくなります。
グループワークは誰と一緒にするかでも学べるものは違うので、できれば意見が言いやすいグループにいたいですよね。
勝負はグループワークではなく、日頃の関係性で変えることもできるので積極的に会話するようにしましょう。
言いたいことを伝えてみよう
グループワークにおいて大事なことは、伝えることです。思っているだけでは人には伝わらないので、きちんと言葉に出すことが大事なんですね。
日本人には慣れないグループワークですが、攻略することで得られるものは非常に多いです。
たとえば、
- ビジネス
- 恋愛
- 人間関係
などにも役立つでしょう。また、意見を言うということは自分と向き合うことでもあるので、自分のことをもっと知れるはずです。
英語で伝えるのは簡単ではありませんが、繰り返し行うことで徐々に慣れていきます。まずは簡単でもいいので、伝えることから始めてみましょう。
相手に伝わる話し方
ある程度意見が言えるようになったら、相手に伝わりやすい話し方を意識するようにしましょう。
その中でも参考になるのが、PREP(プレップ)方です。このPREP法は相手の視点になって、分かりやすく伝えることができます。
海外では意見を伝える時の基本的な組み立て方で、意見以外にもビジネスや論文でも活用できるのでとても便利です。
PREP法の基本的な流れは、
- Point 結論
- Reason 理由
- Example 事例
- Point 結論
になります。最初に結論を言ってしまうのが大きな特徴です。日本では最後に結論をいう言い方が多いので、初めは慣れないかもしれませんね。
たとえばですが、「留学をするべきか」というトピックがあったとしましょう。自分が留学に賛成だった場合、伝える流れは以下のとおりにです。
Point:結論
私は留学に賛成
Reason:理由
なぜなら、様々な考え方や価値観に触れることができるからです
Example:事例
私が留学した時、異なる考え方や価値観を持つ人とたくさん出会いました。ある日「年齢は数字でしかない!」という人に会いました。年齢ばかり気にしていた私にとってその言葉は衝撃的で、考え方が少しずつ変わり始めたのです。日本に帰国してからは、年齢に捉われず新しい事にチャレンジできるようになりました。
Point:結論
日本にいると出会えない人と会えますし、人として成長できるので私は留学に賛成です。
結論から先に言う事で相手もどんな話なのか全体像を把握できますし、理由や事例を出すことで説得力も増します。
初めは慣れないかもしれませんが、何度も使うことですぐに慣れるはずです。ビジネスにも応用できる型なので、積極的に使ってみましょう。
まとめ
グループワークが苦手な日本人は多いですが、PREP法を活用することで相手に分かりやすく伝えられます。
初めは慣れないかもしれませんが、積極的に使ってみましょう^^