英語学習をしているのであれば、すでにフォレストを持っている方も多いかも知れませんね。でも残念ながら、総合英語Forest 7th Edition にて販売終了してしまったんです。
もちろん大型書店やアマゾンなど在庫がある書店であればまだ販売しているケースもあります。どうしてもフォレストが欲しい方は、ぜひ探してみましょう。
もし見つからない場合は、今日紹介する総合英語 Evergreenがおすすめです!今回は英語参考書のForest と Evergreen について紹介したいと思います。
英語の参考書を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
Forestの廃刊からEvergreenの出版まで
フォレストは、1999年に桐原書店より初版が刊行された英語の参考書です。中学・高校の授業でも愛用されており、学生に長年愛されてきました。
監修は同志社大学の元名誉教授・石黒昭博氏で、今日に至るまで7つの改正版が出版されています。ただ2013年に7th Editionが出版されたあと監修の石黒氏が亡くなり、フォレストの幕が閉じることとなりました。
その後、フォレストで著者を務めていた川崎 芳人氏や久保田 廣美氏など計7名がそのままEvergreenの著者として制作に加わっています。2016年にいいずな書店から初版が刊行され、フォレストに変わる参考書として注目を集めています。
フォレストの特徴
ページ構成
Forest 7th Edition は全655ページあり、以下のように3つのパートで構成されています。
Part 1 これが基本
パート1では文法の基礎を学びます。イラスト解説もあるので初心者にも分かりやすいです。ここで基礎を固めることで文法の全体像を掴めますよ。
Part 2 理解する
パート2では文法のルールが説明されています。例文も多く説明されているので、文法の核となる部分を理解できるでしょう。
Part 3 深く知る
パート3はさらに深い知識を深めていきます。文法以外にも慣用表現や注意点なども紹介されているので、中級者以上の人は必須で確認が必要です。
中学英語で分かりやすい
Forestの文法解説や例文に出てくる単語は、そのほとんどが中学英単語です。中学生から高校生まで読みやすく、理解しやすい内容に仕上げられています。
参考書は難しい単語で並べられると読む気が失せてしまいますが、簡単な英語だと「頑張って理解しよう!」って気になりますよね。文法も中学で習う文法はもちろん、高校で習う文法まで網羅しているので大学受験まで活躍するはずです。
英語を勉強するにあたり基礎を学ぶことはとても重要なので、大人になってから英語を学びたいと考える人にとっても役に立つでしょう。
イラストとカラーが豊富
参考書内は、豊富なカラーとイラストで分かりやすく構成されています。イラストは視覚でイメージしやすいため、文字だけで理解するよりも圧倒的に覚えやすいです。
とくに、脳の9割は視覚情報で処理されるといわれています。インプットが視覚であればあるほど頭に入りやすいです。「文字だけだとどうしても途中で飽きてしまう・・・」という方は、イラストが多いForestは使いやすいです。
ForestとEvergreenの違いは?
ForestとEvergreenの著者が同じということもあり、中身はほとんど同じです。ただEvergreenには、Part4「確認する」が新設されています。その点がForestとEvergreenの大きな違いといえるかも知れません。
Evergreenは、Forestの8th Edition と考えて問題ないでしょう。Forestは廃盤ですが、人気はまだまだ衰えず、Amazonや書店で購入する人も多いです。
これから新しく購入する人はどちらを購入するか難しいかも知れませんが、新しいパートが新設された以外に大きな違いがないことを覚えておきましょう。
大人が参考書を使うメリット
説明が分かりやすい
Forest のメリットは、説明が分かりやすいことです。ページ内はカラーで装飾されており、押さえておきたいポイントが一目で分かります。イラストで説明されている部分も多いので、文法を理解するうえでプラスに働くことが多いです。
英語は時制を正しく理解するのが難しいですが、イラストがあることで感覚的に覚えられます。参考書内で使われている英単語も中学生レベルで、複雑になりやすい文法でも理解しやすいです。
難しい英単語は新しい知識も得られますが、内容が難しいと理解するまでに時間がかかります。ForestやEvergreen以外の参考書を選ぶ際にも「分かりやすく説明されている」をひとつの目安にするのがおすすめですよ。
基礎文法が学べる
ForestやEvergreenで、基礎文法を学べます。中学生や高校生であれば、授業で理解できなかった部分と並行して確認でき、さらに知識を深めることが可能です。
社会人は、仕事で英語を使用したり資格取得のために勉強したりする人以外に、基礎的な文法を勉強し直す人は少ないです。また、中学生や高校生で学んで覚えた文法が間違えていることもあります。
基礎をしっかり固めたいのであれば、ForestやEvergreenで勉強するのがおすすめです。この参考書があれば、一から文法を学べます。参考書では文法がカテゴリーごとに分かれており、確認したい部分だけ重点的に見れるのも魅力です。
例題をそのまま使える
全部のパートでは、内容に沿った例題が紹介されています。例題をそのまま使えるのはメリットです。
基礎を学ぶパート1は比較的簡単で、パート3や4にかけて徐々に難易度が高くなります。それらの例題は、そのまま普段の生活の中でも使えるものも多く、応用すれば表現力も高まることも多いです。
すべての例題を暗記する必要はありませんが、意識して使うようにすることで身につきやすくなります。文法を理解できるだけでなく、スピーキングの向上にもつなげられるでしょう。
ForestとEvergreenのデメリット
ForestとEvergreenは多くのメリットがありますが、重くて持ち運びに不便なのは唯一のデメリットといえます。
Forest 7th Editionは665ページ、Evergreenは672ページあります。これは、英語辞書を常に持ち歩くイメージです。学生であれば学校に、大人であれば勉強する際に持ち歩かなければいけないので少し不便かもしれません。
ForestとEvergreen はどっちがいいの?
結論からいうと、あなた次第です!Evergreenにパート4が新設された以外、内容に違いはほとんどありません。
私は中学生から長年Forestを愛用してきたのでForestもおすすめですが、廃刊になったこともあり探すのは難しいかも知れませんね。ただ、EvergreenをForestの8th Editionと考えると、これから購入する方には最適でしょう。
まとめ
ForestとEvergreenの参考書は、英語学習においてとても役に立ちます。学生は授業と並行して文法を確認できますし、大人は文法を一から学べます。
問題を解くときも必ず疑問や分からないことが出てくるので、それらの確認用として使うのもおすすめです。文法を正しく理解できれば、ライティングやスピーキング、リーディングなどあらゆる面で向上が期待できます。
参考書を購入する上でどちらを買うか迷うと思いますが、内容にほとんど違いはないので自分の好みで選ぶのがいいかも知れませんね!