英語力を向上させるには、やはり語彙力を増やすことは欠かせません。ただ社会人は勉強する時間を長く取れないことも多いので、英単語を覚えるのが難しいと感じる人もきっと多いですよね。
そこで今回は、英単語を覚えるコツを紹介します。
目次
✔︎英単語が覚えられない理由
学生の頃と違って英単語が覚えられない・・・と悩む人も多いのではないでしょうか。実は記憶力と年齢は関係ないといわれています。なので、英単語が覚えられない理由は記憶力の衰えではないのです。
英単語が覚えられない主な理由は、次のようなことが考えられます。
①勉強量が極端に少ない
②勉強方法が合っていない
③短時間で覚えようとする
それぞれの項目を確認していきましょう。
①勉強量が極端に少ない
社会人で勉強時間を確保するのが大変ですよね・・
明らかに勉強量が少ない場合は、英単語を覚えられません。仕事が忙しいとはいえ、勉強する時間はしっかり確保する必要があります。もちろん少ない時間でも継続すれば英単語は覚えられますが、やはり時間がかかってしまいます。まずは、1日でどのくらい勉強しているか確認してみましょう。
②勉強方法が合っていない
いろいろな勉強方法があるけど自分に合ってる?
英単語帳や洋書など英単語を習得する方法は、さまざまなものがあります。ただ自分に合わない勉強法だと、なかなか英単語を覚えられないことがあるのです。また勉強自体面白くないので、途中で離脱してしまうこともあります。英単語を覚えられないと感じるなら、勉強方法を見直すことが必要です。
③短時間で覚えようとする
限られた時間で完璧に覚えようとしてない?
どんなに賢い人でも短時間で完璧に英単語を覚えるのは難しいです。無理やり覚えられたとしても時間が経てば忘れてしまっていることも多いですよね。「すぐに覚えたい!」と感じる人も多いですが、長期記憶を定着させることを意識しましょう。
✔︎英単語の覚え方とコツ8選
長期記憶を定着させるには時間が必要ですが、少しでも早く英単語を覚えたいですよね。ここでは、英単語を覚えるコツを紹介します。少し意識するだけで変わるので自分に合うものを取り入れましょう。
①毎日英単語に触れる
とにかく毎日英単語に触れて覚えることが大事!
忘却曲線によると、覚えた英単語の半分以上を1日で忘れてしまうといわれています。忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるエビングハウスが時間の経過にともなう記憶の変化や忘却のメカニズムを時間軸で示した曲線のことです。
記憶は簡単に定着してくれないので、毎日復習して英単語に触れることが大切になります。初めは覚えられなくても、毎日英単語に触れることで忘却の速度が緩やかになり脳に定着してくれるのです。隙間時間を見つけて英単語に触れるようにしましょう。
②英単語で文章を作る
記憶を定着させるにはアウトプットもが重要だよ!
単語をある程度覚えたら、その単語を使用して文章を作ってみましょう。たとえば、覚えた英単語で例文を作るのもいいですね。自分で考えて英単語を作ることで、自分の言葉として定着してくれます。
もしビジネスで英語を使う機会が多いなら、積極的に使うのもおすすめです。実践で使用することで脳に定着しやすくなります。Twitteをしているなら、投稿を英語でして発信するのもいいですよ。
③音読で五感を使う
五感をうまく活用して効率的に英単語を覚えよう!
英単語を覚えるとき、英単語帳や洋書を眺めているだけではありませんか?もちろん見ないよりはマシですが、声に出して英単語を読むことで耳と口を使用するので頭に残りやすくなるのです。
もし英単語帳に音声ダウンロードできる音源があるのであれば、積極的に活用しましょう。なかには、例文を音読してくれるものもあります。意味と同時に使い方も理解できるので一石二鳥です。
④何冊も本を買わない
英単語帳は1冊覚えてから新しいものを買おう!
英単語を勉強するための英単語帳は、豊富な種類で販売されています。また次々新しい英単語帳が登場するので、目移りする人も多いですよね。ただし、何冊も英単語帳を買うのはやめましょう。
おすすめの英単語帳を知りたい方はこちらをご確認してね!
>>【最新版】社会人におすすめランキング英単語帳20選!【選び方も解説】
⑤集中できる環境を整える
どのような環境だと集中して勉強しやすい?
集中できる環境って人によって異なりますよね。静かな場所でしか集中できないという人もいますが、なかには、音楽やポッドキャストなど音が無いと集中して勉強できないといった人もいます。
集中して勉強できるなら、どんな場所でも間違いではありません。自分に適した環境を理解し、その環境を整えることが大切なのです。気分を変えるためにいつもとは違う場所で勉強するのもいいですね。
⑥ネイティブと話す
会話をしてアウトプットするのもおすすめだよ!
書くことと同じくらい大事なのが、話すことです。覚えた英単語を日常的に使うことで、より脳に定着しやすくなるので覚えやすくなります。職場に英語環境があるなら、ビジネスで使える英単語を優先的に覚えて積極的に使用するのがおすすめです。
ただ、周囲に英語を話す環境がない人もいるかもしれませんね。このような場合は、低価格で始められるオンライン英会話がおすすめ。毎日英語で会話すれば自然に語彙力を増やせるメリットもあります。
⑦分からない単語をまとめる
覚えていない英単語は一覧でまとめておくこと!
他の英単語と同じように勉強しているのに、なぜか覚えられない英単語ってありますよね。このような場合は、覚えられない単語を一覧にしてまとめておくのがおすすめです。自分が理解していない英単語を一覧で把握できるので、重点的に勉強できます。
覚えていない単語をまとめる方法は、ノートに書き出したりスマホのメモ帳に書き出したりなどさまざまな方法があるので適したものを選びましょう。
⑧頻出の英単語から覚える
英単語を覚える順番にも配慮して勉強しよう!
英語試験のために英単語を覚えているなら、頻出する英単語から覚えましょう。出題頻度が高い英単語から覚えることで効率よく勉強できます。TOEICやIELTSなど試験対策用の英単語帳も多く販売されているので、それらを購入するのがおすすめです。
おすすめのIELTSの参考書を知りたい方は確認してくださいね!
>>【最新版】IELTSでおすすめ参考書・問題集20選!【アプリも紹介】
✔︎英単語学習でよくある質問
英単語を勉強するなかで疑問に感じることが出ることもあるのではないでしょうか。ここでは、英単語学習でよくある質問をまとめました。
よくある質問は、以下のとおりです。
①学習期間はどのくらい必要?
②ノートに書いて覚えるのはあり?
③なかなか覚えられない時は?
それぞれの質問について見ていきましょう。
①学習期間はどのくらい必要?
英語習得にかかる目安期間はあるのかな・・・
実際のところ英語習得にかかる期間は人によって異なるのが現状です。ただ、一般的には1,000〜3,000時間といわれています。1日3時間の学習を1年間続ければ、1,000時間に到達するのです。学習期間はあくまで目安ですが、参考にして学習スケジュールを立ててみましょう。
②ノートに書いて覚えるのはあり?
ノートに書き出して覚えるのもありだけど・・・
自分に適した勉強方法は人によって異なるので、ノートに書いて覚えるのもありです。ただ私の経験から言うと、書きながら覚えるのはあまり効率が良いとは言えないかもしれません。
特に社会人は勉強に使える時間が限られているので、書く時間が勿体ないです。ノートに書くより、音読して耳や口、目など五感を使って覚えるほうが記憶に残りやすいといわれています。
③なかなか覚えられない時は?
覚えられない時もあるよね!そんなときは・・・
「早く覚えないと!」といったプレッシャーを感じると、逆に覚えられないこともあります。このような場合は、1日お休みするのがおすすめです。
1日休むことで気持ちも切り替わるので、ストレスが軽減されてまた勉強に励めます。いつも自宅で勉強しているなら、場所をカフェに変えて勉強するのもいいですね。環境が変わるだけで気分が変わるので、お気に入りのカフェを探してみましょう。
✔︎社会人は隙間時間で効率よく勉強しよう!
社会人は仕事で多忙なことが多く、勉強する時間を確保できないことも少なくありません。ただ、勉強方法を少し変えるだけで効率よく勉強できます。ここで紹介した英単語の覚え方のコツを参考にして、学習に取り組んでみましょう。