音楽の都ウィーンに留学したいけど、費用ってどれくらいかかるんだろう?
と悩んでいる人はいませんか。
音楽が有名なので音楽を学びたい人はもちろんのこと、物価が比較的やすいため費用を抑えたい人にとっても最適な留学先です。
しかもオーストリアの首都であるウィーンは世界的に住みやすい街としても有名なので、興味を持つ人も多いかも知れませんね。
そこで今回は、ウィーン留学にかかる費用やメリットを解説したいと思います。
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ウィーンの特徴
有名な音楽家や作曲家が集まるオーストリア。
音楽の都とも言われるオーストリアの東部に位置しているのが、首都のウィーンです。
ウィーンには、世界三大オペラと称されるウィーン国立歌劇場や楽友協会など音楽を楽しめるスポットが点在しています。
なので、世界最高峰の音楽を堪能すべく世界中から音楽のファンが集まってくるのです。ただ、ウィーンは音楽だけではありません。
「世界で最も住みやすい都市ランキング」に常にランクインするほど住みやすいことで有名です。
物価も比較的安いのも住みやすい理由の一つかも知れませんね。
気候
ウィーンは春と秋が非常に短いことから、夏と冬に大きく分けられます。
厳密に決まりはありませんが、5月から10月が夏で残りが冬になります。全ては自然任せで周囲の景色が変わることで、人々は季節の変わり目を感じているんです。日本は四季があり、それぞれの期間は3カ月程度なので半年間も冬と考えると少し不思議な感じですよね。
また気候の特徴としては、寒暖差がとても激しいということです。寒暖差が激しい時期だと、15℃も下がったり上がったりすることがあります。なので出掛ける際はカーディガンやストールなど羽織れる物が必要になるんですね。
天候も変わりやすいので、突然雨が降ることも珍しくありません。軽い朝などを携帯すると役立ちますよ。
物価
イギリスやフランス、スイスなど、ヨーロッパと聞くと物価が高いイメージがありますよね。でもウィーンの物価は、他のヨーロッパ諸国と比べて比較的低いです。物によっては日本より安く手に入る物もあるんですよ。なので、コストを抑えたい人にはとても適している国になります。
たとえば食費でいうと、
- パン:約30円~120円ほど
- 飲み物:約140円ほど
- カフェ:コーヒーとケーキで1200円ほど
- レストラン:メイン料理とドリンクで2500円ほど
という感じです。
日本食のマーケットもあるので、日本食材も手に入りますよ。でも日本の3倍はコストがかかるので注意が必要です。これはどこの国に行っても同じですね。ちなみに家賃はシェアハウスで400€ほど、一人暮らしだと700€~1000€ほどになります。部屋の高さも広さも十分にあるので、窮屈さは感じないでしょう。
賃貸を探す場合はこのサイトがおすすめです。
下記に1カ月にかかる費用をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
※レートは2019年10月時点のものです。
言語
オーストリアの公用語はドイツ語です。ただウィーンは音楽を楽しむために世界各国から旅行者や学生が多く集まっています。
なので現地の人はドイツ語を喋れない人のコミュニケーションに慣れており、英語が話せる人も多いのでドイツ語が話せなくても生活はできます。ただ高齢者の中には喋れない人もいるので、若い人を狙って聞くのがいいでしょう。
日本人にとってあまり馴染みのないドイツ語ですが、簡単な表現をいくつか覚えておくとコミュニケーションが取りやすくなりますよ。
たとえば、
- こんにちは:Hallo/ハロー
- じゃあね:Tschüs/チュース
- ありがとう:Danke schön/ダンケシューン
などですね。
最低限ですが、これでも相手に与える印象は変わります。余裕がある人はこれ以外にも覚えるといいでしょう。
交通機関
ウィーンの交通機関は、
- 地下鉄
- 路面電車
- バス
- タクシー
などがあります。
ウィーン市内であれば乗車運賃は一律で、地下鉄や路面電車、バスは一定方向であれば何度でも乗り換えが可能です。ただほとんどの主要な場所は地下鉄で十分いけるので、地下鉄メインで移動してもいいかも知れませんね。
地下鉄のマップはここからダウンロードしてくださいね。
ちなみに乗車券の種類は数多くあり、
- 1回乗車券(2.40€)
- 1週間定期 (17.10€)
- 1カ月定期 (51€)
などがあります。
上記以外にも交通機関が乗り放題に加えて観光名所やレストラン、ショッピングで割引が適用されるウィーンシティカードもあります。
種類は、
- ウィーンシティカード24時間(17€)
- ウィーンシティカード48時間(25€)
- ウィーンシティカード72時間(29€)
から選べます。
※以前はウィーンカードが存在していたのですが、2017より廃止となり、現在はウィーンシティカードが使われています。
ビザ
日本の国籍を保有している場合、ビザ無しで最大6カ月間滞在することができます。ちなみにオーストリアが加盟するシェンゲン協定加盟国では90日間の規定があります。シェンゲン協定加盟国とは、加盟している国家間において出入国審査なしで国境を越えることを許可する協定です。
ヨーロッパ内での人や物の移動を自由にする目的があり2019年時点では26カ国が加盟しています。もちろんオーストリアもシェンゲン協定加盟国なのですが、オーストリアと日本間の二国間協定を終戦しているため、シェンゲン協定加盟国の規定を超えて滞在が許可されているのです。
なのでビザ無しで長期滞在を考える人にとっては、オーストリアはとても魅力的な国ですよね。もし6カ月を超えて滞在する場合は、ビザや滞在許可証が必要になるので注意しましょう。
ウィーン留学のメリット
ドイツ語と英語を同時に学べる
ウィーン留学のメリットは、ドイツ語と英語を一緒に学べるということです。
オーストリアの母国のドイツ語を学べるのはもちろんのこと、海外からの観光客も多いので英語を使用する機会も多いです。また国内にはドイツ語と英語をそれぞれ学べる語学学校も多いので、この際2カ国語同時に勉強してみるのはいかがでしょうか。
ただウィーン国立大学に入学する場合は、すべての授業をドイツ語で受けなければいけません。入学条件に学校が指定する語学力も必要になるので注意しましょうね。
費用を抑えられる
ヨーロッパはお金がかかるイメージがありますが、その中でもオーストリアは物価は安いです。
もちろん学校に行く場合は学費が発生しますが、生活費は節約次第で費用を抑えられます。なので、できる限りコストを抑えて留学したい人にとっては最適な国だといえますね。もし費用が留学の悩みになっているのであれば、奨学金制度を利用するのもおすすめです。
給付型で返済不要のない奨学金制度の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」もあるので、ぜひ検討してみましょう。
詳しい情報はここから確認してくださいね!
短期留学はビザが不要
オーストリアは日本との二国間協定により、6カ月間ビザ無しで入国することができます。
なので 6カ月以内の短期留学の場合は、特別なビザ申請をする必要はありません。そういった点で気軽に留学できるのも嬉しいポイントですね。ただ6カ月を超える場合は、ビザや滞在許可証が必要に事前に準備しましょうね
ウィーン留学のデメリット
オーストリアのウィーンは住みやすい街としても有名ですが、あえてデメリットを挙げるならやはり冬の寒さが厳しいということです。オーストリアは北海道より緯度が高くなるので、どうしても冬は気温が下がってしまいます。
冬の一番寒い時期には、平均気温は0℃以下になることも多いです。なので、寒さが嫌いな人や苦手な人は少し辛いかも知れないですね。
まとめ
オーストリアのウィーンは、留学を考える人には穴場な場所だといえます。
英語とドイツ語を一緒に学べる上に、物価も安いのでコストを抑えて留学することが可能です。ただ大学に入学する場合は、ドイツ語の習得が必須です。なので、留学する前に語学学校で学ぶのもいいかも知れませんね。
普通に生活する分には、ドイツ語が喋れなくても問題はありません。英語を喋れる人も多いので、問題なく生活できるでしょう。留学先で迷っている方は、今回の記事を参考にぜひ検討してみてくださいね^^
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