大坂なおみ選手がオリンピックに向け日本国籍に変更【二重国籍を徹底解説】

ビザ関連

こんにちは、さや(@sayablog1)です。

本日、プロテニスプレイヤーの大阪なおみ選手が日本国籍を取得したと発表されましたね。

日本人であれば両手を叩いて喜んだ人も多いのではないでしょうか。ちなみに、私はとっても嬉しかったです!!

でもここで一つ疑問が湧いてきませんか。

さや
さや

国籍って選べるんだ!?

日本で生まれた日本人であれば、二重国籍について知らないのは当然のことだと思います。

もちろん私もよく知りませんでした。

なので、今日は日本人にはあまり馴染みのない二重国籍について紹介したいと思います。

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大阪なおみさんってどんな人?

https://www.instagram.com/p/B17mGggJL_0/

アメリカ人の父と日本人の母を持つ大阪なおみ選手は、若手のプロテニスプレイヤーです。

2019年時点での自己最高ランキングは1位で、この快挙を成し遂げたのは、2018年に開催された全米グランドスラムです。

女子決勝戦で元世界ランキングのセリーナ・ウィリアムズにストレート勝ちの快挙を遂げました。

男女を通してアジア初の優勝だったため、日本でも大体的にニュースに取り上げられたのも記憶に新しいですよね。

特に試合が終わった後の表彰式では、アメリカ人のブーイングの嵐の中で大阪選手の人間性ともいえる謙虚な姿勢を見せてくれました。


この謙虚な姿勢は米メディアでも大きく取り上げられ、大阪選手の人間性に注目が集まったのです。日本人としてはとても誇らしいですよね。

そんな海外でも人気のある大阪選手は、アメリカ国籍と日本国籍の両方を保有していました。

しかし、大阪選手が22歳を迎えるタイミングで、日本国籍を選択することが発表されたのです。

二重国籍とは

二重国籍とは、2カ国の国籍を保有している状態のことを指します。

ただ、二重国籍について世界で共通の制度があるわけではありません。

そのため、二重国籍を認める国と認めない国があるのが現状です。

二重国籍を認めている国

現在は先進国を中心にその数は42カ国にも登ります。グローバル化や国際結婚により、今後も増えることが予測されています。

台湾、韓国、フィリピン、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、イタリア、スイス、スペイン、ポルトガル、オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、デンマーク、フィンランド、ドイツ、ブラジル、メキシコ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ウルグアイ、ガーナ、ナイジェイリア、コートジボアール、モロッコ、イスラエル、カメルーンなど

二重国籍を認めない国

二重国籍を認めない国は、51カ国になります。

アンドラ、アゼルバイジャン、バハマ、バーレイン、ベラルース、ボツワナ、ブータン、中国、キューバ、コンゴ、ジブチ、エチオピア、ハイチ、インド、インドネシア、イラン、日本、カザキスタン、クウェート、キリギスタン、ラオス、マカオ、マレーシア、マーシャル諸島、ミクロネジア、モナコ、モンゴル、ベトナム、ミャンマー、ネパール、北朝鮮、オマーン、パプアニューギニア、カタール、サンマリノ、サウジアラビア、シンガポール、スロバキア、タイなど。

二重国籍を認める理由

さや
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二重国籍を認めるメリットはあるの?

日本は二重国籍を認めていませんが、移民の受け入れが進む欧米諸国では二重国籍を認める国が多くなっています。

その理由としては、二重国籍を認めることで国や企業に多くのメリットがあるからです。

特に企業目線で考えると、ネイティブより移民の方が人件費のコストを抑えて人を雇えます。

なので、自国籍を保有している方が労働ビザを取得する手続きが不要なため政府や企業にとってとても楽なのです。

また欧米では、二つの国籍を保有する人にどちらか一つの国籍を放棄させることは人権侵害にあたるという考え方が強いです。

世界で見ると日本は移民が非常に少ないので、人権侵害に対する偏見はあまりないです欧米では繊細な問題なんですね。

日本の国籍制度は?

日本は 1985年から国籍選択制度を取り入れています。20歳までに2つ以上の国籍を保有する人は22歳までに国籍を1つに絞らなければいけません

さや
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じゃあ、20歳を超えて二重国籍になった場合はどうするの?

20歳を超えて二重国籍になった場合は、二重国籍になった時点から2年以内に選択することが義務付けられています。

日本で二重国籍がバレたら罰則はあるの?

さや
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日本で二重国籍がバレたら罰則はあるの?

日本は二重国籍を認めていないため、期限内までにどちらか1つ選択する必要があります。

ただ、政府は二重国籍の人が選択する義務を果たしたか確認することはありません

国として義務付けしているのに不思議ですよね。

基本的に罰則も設けられていないので、当事者が自発的な行動を促す行為でしか過ぎないのです。

しかし、これには理由があって「二重国籍を認める国と認めない国」があることに対して不公平だと考える人が少なからずいるためです。

日本が「二重国籍を認める」問題とは

さや
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じゃあ、日本も二重国籍を認めればいいんじゃない?

日本が二重国籍を認めない背景には、島国であり外国人を排除してきた歴史があるからです。

外国人を排除することで、日本国民の労働はしっかり守られているんですね。

しかし、もし日本が二重国籍を認めた場合、日本国内に移民が増えるのは間違いありません。

なぜなら、日本国籍が得られればパスポートが作れます。日本のパスポートは、ビザなしで180カ国へ渡航可能です。

ビザなし渡航できる国や地域の数で順位付けした「パスポートランキング」は、2018年に初めて1位を獲得。2019年も首位を維持しています。

ビザなしで行ける国が多いのは、それだけ日本や日本人の信頼性が高いということがいえます。「日本人で良かった!」と思える瞬間ですね。

日本のパスポート欲しさに外国人が殺到することだってあり得ます。移民が増えることで、もしかしたら私たちの労働を奪われる可能性だってあるんですよ。

そう考えると、二重国籍の選択を義務付ける政府の気持ちも分かりますね。

まとめ

グローバル化が進む日本では、二重国籍を持つ人が増えることは間違いありません。

現状日本は二重国籍を原則として認めていませんが、今後二重国籍が認められる可能性もあります。

今後の動向に注目ですね^^