
今日は、さまざまな意味がある「could」の使い方について紹介します。普段の会話でよく使われる表現なので、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
could の基本的な使い方

基本的な使い方には、次のようなものがあります。
それぞれの使い方について詳しく解説します。
過去(~できた)

過去にできたことを意味する表現です。否定形にすると、「~できなかった」の意味になります。
We could go watch a movie for under 10 bucks 20 years ago.
20年前は、10ドル以下で映画を観に行けた。
go watch a movie:映画を観に行く
Ben couldn’t pass the exam.
ベンは試験に合格できなかった。
pass the exam:試験に合格する
I couldn’t do anything when I saw him bullied in the classroom.
彼が教室でいじめられているのを見たとき、私は何もできなかった。
bully:~をいじめる
依頼(~していただけますか)

丁寧な許可を求める際に使われる表現です。過去ではなく、現在または未来のことが焦点になります。
Could I have a cup of coffee?
コーヒーを一杯いただけますか?
a cup of:一杯の
Could I invite my friend to the workshop?
セミナーに友達を招待してもいいですが?
invite:招待する、誘う
Could you please tell me where the station is?
駅がどこにあるのかを教えてもらえますか?
可能性(~かもしれない)

可能性を示す際にも使われます。過去だけでなく、現在または未来の可能性を示すのが基本です。
The popular cafe could be closed today.
人気のカフェは今日営業していないかもしれない。
Whose bag is that? That could be Ben’s.
その鞄は誰のもの?ベンのものかもしれない。
Your earrings is broken? I could try and fix it.
ピアスが壊れたの?直してあげようか?
fix:修理する
提案(~するのはどうですか)

他人に何かを丁寧に提案する際にも用いられます。could を使用すれば、控えめで遠回しな提案が可能です。
You could ask her out.
彼女をデートに誘うのはどうですか?
ask out:~を誘う
You could give your girlfriend flowers.
彼女に花をあげるのはどうですか?
We could try new restaurant for lunch.
ランチは新しいレストランに行くのはどうですか?
否定(~のはずがない)

could を否定形にすると、「~のはずがない」の意味になります。ただし、文脈から意味を判断しなければいけないので少し難しいです。
He couldn’t be Ben.
彼がベンのはずがないよ。
That couldn’t be wrong.
間違っているはずないよ。

couldn’t の後ろに比較級の形容詞が来る場合は、少し複雑な意味になるので要注意です。
I couldn’t agree more.
大賛成だよ。
It couldn’t be better.
(今より良いことがあるはずがない)最高だよ。
I couldn’t care less.
(今より不安なことがあるはずはない)どうでもいいよ。
願望(~できたらいいな)

could を使えば、願望を表現できます。実際にはできないことを言いたいときに便利です。
I wish I could quit my job now.
今すぐ会社を辞められたらいいな。
quit:辞める
If I had more time, I could learn another language.
もっと時間があれば、他の言語も学べるのにな。
If I were a bird, I could fly.
もし鳥だったら飛べるのにな。
後悔(~できたかもしれない)

「could have + 過去分詞」のかたちで、過去に対する後悔を表す場合にも用いられます。
It could have been worse.
もっとひどい状態になっていたかもしれない。
She could have pass the exam if she hadn’t got sick.
もし病気でなければ、彼女は試験に合格できたかもしれない。
get sick:病気になる
Why did you do that? You could have hurt yourself.
なぜそんなことをしたの?怪我をしたかもしれないよ。
could とwas able to の違い

実際に起こった過去の事実を話すときは、could ではなく、「was/were able to」を使います。
たとえば、以下の2つの例文は一見すると、どちらも「試験に合格できた」という意味に見えるかもしれませんが、ニュアンスがかなり違います。
- I could pass the test.
- I was able to pass the test.
could を使用した文は、実際に試験を受けたかどうかは分かりません。一方、was able toは実際に起きた過去の事実を話すときに使われるので、試験に合格した嬉しい報告であることがわかります。
実際に過去に起きた出来事について伝えたいときは、「was/were able to」を使いましょう。
could とget to の違い

過去の事実を話すときに「~する機会があった」と表現したい場合は、get to を使用します。
I got to travel to Europe for my job.
私は仕事でヨーロッパに行く機会がありました。
She got to meet ex-boyfriend at the party.
彼女はパーティで元彼に会う機会がありました。
ex-boyfriend:元彼
I didn’t get to see Ben yesterday.
昨日はベンに会う機会がなかった。
まとめ


「could」はあらゆる場面で使えるので、覚えておくと便利な英語表現です。
もっと英語力を高めたい!という方は、ぜひオンライン英会話の利用を検討してみましょう。無料体験レッスンを提供するオンライン英会話も多いので、まずは試してみてはいかがでしょうか。